コピーライターになるには8つの先天的欲求と9つの後天的欲求を知ろう！

あなたが商品やサービスを売りたいとき、どうすればお客様が買いたくなるでしょうか？

「お客様目線」「買う人の立場」で考えろと言われても、具体的に何をすればいいのかわからないと思います。

 

そんなときに役立つのは、人間に共通する欲求を理解することです。

私たちは生まれながらにして、ある欲求に駆られて行動しています。

それは何でしょうか？

 

この欲求を知り、刺激することで、お客様に購入の決断をさせることができます。

今回は人間が持つ、8つの先天的欲求と9つの後天的欲求についてお伝えします。

コピライターは人間の先天的8つの欲求を知っておくべき！

人の心理には、以下のような8つの欲求がプログラムされています。

これは生物学上の根源的なもので、人類に共通した欲求です。

 

 

生物学的プログラムに組み込まれているということは脳、即ち我々の思考回路にインプットされていることになります。

 

とても大事なことですから、この意味をよく理解して、『8つの先天的な欲求』を常に意識した文章を書いてください。

これをライティングに盛り込んでいけば良いのです

 

場合によっては、会話にも大いに役立ちます。

人の欲求に『ドッキューン』と打ち込む文章を書きましょう。

 

日本人は4番の『性的に交わりたい』を軽視する傾向にあります。

軽視するというより、避けたいと思っているライターが多いのではないでしょうか。

特に女性に顕著な傾向です。

人間が持っている8つの根源的欲求の解説

人間の深層心理に備わっている根源的な８つの欲求を分りやすい角度から解説すると次のようになります。

 

・人間は楽しい人生を送りたい、長生きしたいと誰しも願うもの

・人間は食べたいという欲求は抑えられません

・恐怖や危険な日常を望む人はいないし、痛み苦しみからの解放を願わない人はいません

・健康なのに異性を求めたり、性的な交わりを求めない人はいません

・快適な生活に背を向け、不自由な生活を望む人を一般的とは言いません

・他人より劣り、世間に遅れることを望む人はいません

・子どもが交通事故に遭うことを心配しない親は、正常ではありません

・誰もが人に認められればうれしいし、社会的に認められたいと思っている

 

ただし、無理に８つすべてを盛り込んだ文章を書く必要はありません。

あなたの扱う商品やサービスの特徴と一致した、いくつかを入れて書いてください。

 

『生命8つの躍動』は、人間の生理的基本欲求です。

これを理解すると、あなたは自然の摂理を利用することになります。

 

自然の摂理とは、即ち人間の本能を突き動かして行動させることです。

人はこの欲求を備えて生まれてきます。

そして、人生を終えるまでこの8つとは無縁でいられません。

時代は移ろうとも『消費者心理が変わらない』理由です。

『人は感情で買い、理論で正当化する』、これは誰もが知っている言い古されたことばですが、真実ですからいつの時代も変わりません。

 

さらに、この言葉は次のように続くのですが、その部分を教える人はほぼいません。

『基本的な欲求や要求に触れさせて、感情的に反応させることがとても重要だ』

 

人が生まれながらにして持っている欲求とは、いつでもとどまることなく人を駆り立てる感情です。

これは本当に大事なことですから、よく覚えておきましょう。

コピライターのライティングに欠かせない8つの欲求の具体的な例

ライティングに欠かせない８つの欲求の具体的な例をダイエットサプリに当てはめると下記のようになります。

 

・世の男どもは圧倒的にやせ型の女性を好みます

・肥満は男女ともに未婚の割合が高くなります

・ダイエットに成功した途端に彼氏ができた人を何人も見てきました

・女優のＳ・Ｈさんは、ダイエットで素敵になり直後に彼氏ができて即結婚しました

・ウエディングドレスはやはり、やせ型の女性が圧倒的に似合います

 

これはもう、4の性にガッツンと訴えます。

そして、6の「他人に勝り、世の中から遅れを取りたくない」や8の「社会や世間に認められたい」にも関係しているのがわかることでしょう。

 

このようにターゲットが絞れている場合は、そこを集中的に攻めます。

オンラインビジネスで成功したかったら、ギリギリの文章を書くことです。

ただし、嘘はいけません、絶対にやめてください。

コピライターが知るべき後天的な9つの欲求とは？

「いやいや、自分には、もっともっとたくさん欲望があると思うけど」

『8つの先天的欲求』を知ってあなたは、きっとそのように思ったことでしょう。

 

 あなたの考えた通りです。人間には他にもいろんな欲求があります。

しかし、それらは二次的または後天的欲求と呼ばれ、大きく9つに分類されるものです。

 

 

確かにこれらの欲求も強いのですが、先天的な8つの躍動に比べ、そのパワーははるかに劣ります。

なぜなら、9つの欲求は後天的に身につくものであって、生物学的には脳の回路に組み込まれていません。

 

人間の欲求の中で、最も強いものは生物学的欲求です。

生物学的欲求は脳にプログラムされていて、人間はそれに逆らうことができません。

 

では具体的な例を見て、先天的8つの欲求と後天的9つの欲求の違いを理解しましょう。

あるビルで高級ブランドのセールが開催されていて、あなたはワイシャツを探しに行きました。

 

「おっ、高級ワイシャツが、こんなにもお得！これは買わなきゃ」

そう思っていると、ビルで火災が発生し非常ベルがガンガン鳴っています。

 

あなたはワイシャツを手にレジへ行きますか？

それとも非常口に向かって必死に走りますか？

 

答えは簡単です。

セールでワイシャツを買うことは、後天的9つの6、7、9に関係し、火災から逃げることは『先天的8つの欲求』の1と3に該当します。

 

この例から、先天的な欲求がどれだけ本能的で強力なものかおわかりいただけたでしょう。

ですから、先天的欲求を重視しながら、後天的な欲求はその補足として、考えてください。

まとめ

自分の考えや人の行動を冷静にみていると、先天的欲求と後天的欲求のいくつかに当てはまることがわかると思います。

 

人は複合的欲求で行動する場合が多いけれど、中心にあるのは8つの先天的欲求のどれかです。

それに枝葉がくっつき、人は突き動かされているのです。

 

８つの欲求すべてをてんこ盛りにする必要はありません。

一つ或は二つを強烈に刺激するだけで十分、行動を促すことができます。