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梅沢富美男はプレバトで大人気!女形はなったきっかけはあの漫画家?

波乱の人生

バラエティー番組やワイドショーに引っ張りだこの梅沢富美男。

歯に衣着せぬ鋭い批判や毒舌で大人気です。

 

TBS系列で放送される『プレバト!!』では、俳句部門の永世名人となり大人気を得ています。

この活躍を見る限り、とても才能豊かな人と言えるでしょう。

 

ネットで彼の職業を調べると俳優、歌手、タレント、コメンテーター、司会者、俳人等と書かれていて実に多彩です。

彼がこれほど芸達者なのは、本人の努力と育った環境が大きく影響していると思われます。

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梅沢富美男が女形になったのは、あの大物漫画家のリクエストがきっかけだった!

夢を叶えるための・・・

 

梅沢富美男のプロフィールを見てみましょう。

1950年〈昭和25年〉11月9日 福島県福島市で生まれ現在72歳です。

 

本名は池田富美男さんですが、その名は当時、阪神タイガースのスラッガーだった初代ミスタータイガース藤村富美男さんに由来します。

 

父は戦前から戦後にかけて大衆演劇のスターであり剣劇一座『梅沢劇団』を旗揚げした梅沢清さんです。

母は娘歌舞伎出身の竹沢龍千代さんで、二人の間に8人兄弟の五男として生まれました。

 

彼は1歳7ヶ月の時に『梅沢劇団』で初舞台を踏んでいます。

初舞台からしばらくは、男役を演じていました。

 

ところがある日、贔屓にしてもらっていた石ノ森章太郎さんからリクエストがきます。

ちあきなおみさんの『矢切の渡し』を踊ってくれというのです。

 

兄である梅沢武生の勧めで、この時はじめて女形を演じることになりました。

この踊りを見て、石ノ森章太郎さんは大変喜び、絶賛します。

そして、これを機に彼は女形へと転身したのです。

 

石ノ森章太郎さんと言ってもご存じない方も多いと思いますが、漫画家であり『仮面ライダー』を描いた人と言えば、分っていただけると思います。

他には『サイボーグ009』などの作品があり、昭和を代表する漫画家の一人です。

 

さてその後、梅沢富美男は独学で研鑽と努力を重ね、妖艶な女形が大きな話題となります。

「下町の玉三郎」と呼ばれ『梅沢劇団』もあっと言う間に有名になったのです。

 

1982年には小椋佳の作詞・作曲による『夢芝居』が大ヒットします。

きらびやかな和服と日本髪の装いで華麗に舞いながら歌う彼の姿が、毎日のようにテレビ画面に映ったものです。

 

これにより「下町の玉三郎」梅沢富美男さんの名は全国津々浦々にまで届きます。

押しも押されもしない大スターへの階段を上段まで駆け上がったのでした。

 

このような事実を知ると人間にとってはちょっとした『きっかけ』が後の人生にとても大きな影響を与えることがわかります。

 

どんな世界にも共通していることですが、特に芸能界では何気ない『きっかけ』や一度の『チャンス』がその後を大きく左右すると言っても過言ではありません。

 

今更、タラ、レバを言っても詮無いことですが、もし、石ノ森章太郎さんのリクエストがなかったら梅沢富美男の女形は生まれていたでしょうか?

 

そう考えると、ちょっとしたきっかけとは一体何なのか、どこからどうやって来るのか本当に不思議な気がしてしまいます。

 

石ノ森章太郎さんの慧眼も凄いですね。

ハッキリ言って梅沢富美男は決してきゃしゃな身体でもないし、女性が一目見て胸をときめかせるイケメンタイプとは言えません。

 

けれども『夢芝居』をヒットさせた当時の彼の表情や身のこなしは、確かにちあきなおみさんに似ていました。

 

失礼を承知で言えば、あの容姿でちあきなおみさんに負けない、あの色香を醸し出すなんて「すごい!」の一言です。

 

『矢切の渡し』を踊れと言ったのは、おそらく石ノ森章太郎さんも、彼の中にちあきなおみさんを観ていたのかもしれません。

 

しかし、それもこれも彼の努力があればこそです。

女形転身後の努力と精進は並大抵でなかったことは確かでしょう。

梅沢富美男は真面目にふざける、謙虚で心の広い男!

梅沢富美男の公式WEBサイトに『気まぐれ格言』というコーナーがあります。

その中から、彼のこんな言葉を見つけることができました。

 

「悩む暇があったら稽古しろ」

「努力亡くしてツキはなし」

テレビでは時々とぼけたり、ふざけたことを言いますが、彼の本質は努力家なのです。

 

こうも言ってます。

「真面目にふざける」

この言葉こそが彼の真骨頂なのかも知れませんね。

 

『プレバト』での講釈や夏井いつき先生に向かって放つ、ちょっとあぶない抗議の言葉などは、「真面目にふざけた」部分がかなりあると思います。

 

そして、彼は謙虚さも持ち合わせているようです。

プレバトで永世名人になっても、決して驕ることも高ぶることもありません。

「自分の実力は俳句会界全体から見たら、中学生レベルに過ぎない」

 

「夏井先生のセンスは唯一無二だ。

だからどんなきつい評価があっても素直に聞くし、こっちは敵役に徹することができる」

 

この言葉が彼の性格や生き方を良く物語っていると思います。

何事にも真剣で、一生懸命になるタイプなのです。

 

また、WEBサイトにはこのようにも書かれています。

「曲がったことが大嫌い」

 

 

その曲がったことが嫌いな彼がテレビで言ってました。

女性と沖縄へ浮気旅行に行った時のことです。

妻には仕事で名古屋に行くと伝えていました。

 

しかし、沖縄へ着くと石垣島付近に台風が接近していることを知ります。

帰れなくなって舞台に穴を開けることを恐れた梅沢は、空港のカウンターに行きとんぼ返りの便を探します。

 

なんと、その姿が台風中継をしているテレビカメラに、バッチリ映ってしまったのです。

それをたまたま見ていた奥さんに浮気がバレてしまったという、お粗末なお話でした。

曲がったことが大嫌いな彼にとって浮気は曲がったことではないのでしょうか?

 

人の価値基準にはいろいろありますからね。

あ、また余計なことを言ってしまいました。

ごめんなさい。

 

「誰だって一度や二度の間違いはあるさ。人間だもの」

確か、相田みつをさんがそのように言っていたような・・・・。

梅沢富雄がコメンテータを引き受けた本当の理由は?

さて、彼は『情報ライブ ミヤネ屋』から出演依頼があったとき、一度は断っています。

理由は「自分は中学しか出ていないから」でした。

しかし、同居する義母やその妹さん、お手伝いさんなどを見て考えを変えます。

 

「俺みたいな者こそ、庶民の視点から何か言うべきことができるはずだ」

そして、決断します。

「自分の本業は大衆演劇だ。いつ降板しろと言われても構わない」

 

「だから嫌われて結構。辛辣なコメントを言う」

そのようなスタンスでワイドショーに臨み、それがコメンテーターとして大うけするのです。

人間は覚悟が大事という、素晴らしい見本ではないでしょうか。

 

中学校しか出ていなくとも、彼は頭が良いし、人間力もあります。

「真面目にふざける」ことはあっても決してテレビの画面越しに視聴者へ媚を売ることはしません。

愚直に直球でグイグイ行くタイプです。

 

一見、頭がよさそうなコメンテーターでも見ていて恥ずかしくなるような人もいます。

美人と評判の弁護士さんなどは、小室圭さんに対して最初の頃は、とても厳しいコメントが多かったものです。

 

ところが、論調はどんどん変化して、司法試験に合格すると

「とても頭の良い方です。これで真子様も幸せになれるでしょう」

だって。

 

テレビ画面ではいつもニコニコしていて一見、華やかな人も、裏では立場の維持や生活のために苦労しているのです。

その点、梅沢富美男は心の中で「いつでも辞めてやる」が揺るがないから強いのでしょう。

梅沢富雄の本拠地は『大衆演芸』だ!

彼が自分の本拠地は『大衆演劇』と考えていることも、紛れのない事実です。

演劇の公演が最優先で、地方へ行くときはテレビのレギュラー番組を躊躇なく休みます。

 

彼は、苦労と努力を重ねて芸を磨いてきました。

そんな中で培われたのが大衆の心をつかむ術と細やかな観察力です。

 

例えばプレバトでこんな俳句を披露しています。

「桜蕊(さくらしべ)ふるハシビロコウ 瞬く」

 

これは桜の蕊(しべ)が、ハシビロコウという鳥のそばに落ちて、鳥が一瞬だが瞬くように見えた、という気づきを表現した句です。

 

そもそも『しべ』が散るところなど、肉眼で判別できるわけでもありません。

それをこんな風に俳句に詠んでしまうのですから、細やかな観察力、センス、気づき、そして想像力は凄いものがあります。

 

「素晴らしい気づきな上に読んでいる私の血液が綺麗になっていく」

とまで言って、夏井いつき先生も大絶賛でした。

 

彼はまた心も広い。

ホストへのストーカー問題でテレビから干された研ナオコを劇団のゲストに迎えて、昨年から全国公演を続けています。

 

2023年も1月25日の宇都宮公演を皮切りに4月まで関東一円を巡業予定です。

ファンはどうぞお見逃しなく。

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