徳光和夫は、とてもユニークで物知りです。
彼のことをいろいろ調べていると大変勉強になります。
例えば、こんなことを知ると、ちょっと得した気分になってしまうのです。
ニュースは英語で『NEWS』と綴りますが、これはNorth(北)、East(東)、West(西)、South(南)の頭文字を繋つなげたという説があると、彼は言っていました。
あなたは聞いたことがありますか?
確かに、ニュースは東西南北の、あらゆる事象を取り上げます。
その徳光和夫アナはタブレッドで馬券を買うようになり、中央競馬だけではなく地方競馬もやるようになったと言います。
その結果、定期預金を三つ解約し、生命保険まで解約したのだとか。
徳光アナの次男によれば生涯年収は130億円だそうです。
そのうちのどれくらギャンブルにつぎ込まれたのでしょう。
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徳光和夫の子どもの頃はお調子者!長嶋茂雄との運命の出会いとは?

とても物知りな徳光和夫アナなので、子どもの頃からさぞ学校の成績も良かっただろうと想像してしまいます。
ですが、本人曰く子どもの頃からお調子者ではあったが、成績は小中高と可もなく不可もないオール3だったというのです。
ちょっと意外というか信じられませんね。
彼のオール3は。お調子者だったというのは、よくわかりますが。
小学生のころから、口調がとてもユニークだったとも言います。
彼は小学生のころから、落語が好きだったのです。
それで『廓噺(くるわばなし)』をよく聴きました。
売春宿の遊郭を題材にした落語で『明烏(あけがらす)』などが有名です。
これらの話には『太鼓持ち』がよく出てきます。
独特のしゃべりで人を持ち上げる一種の芸人です。
子ども心に、この口調が大変気に入ります。
学校でも家でも、その口調で話したと言うから驚きです。
例えばこんな風になります。
先生から宿題に出した問題に答えてみろと言われます。
「先生、あたくしをお指しになる。いやあ、まいりましたな。
夕べちょっとおふくろがね、徹夜でちょいと手袋を編んだりなんかいたしましてそれを見ておりましたところ、あたくし、すっかり宿題のことを忘れてしまいまして、いやあ、どうもすみません」
先生からも同級生からも「なんだお前は」とあきれられたそうです。
まあ、これでは当然あきれてしまうでしょうね。
ともかく、しゃべる子どもだったことは間違いなさそうです。
彼はまた、このようにも言っています。
「わたくしの人生は、人との運と縁に支えられてきました」
この縁に支えられた人生の代表的な出来事として、次のことをあげています。
高校在学中の昭和32年11月3日のことでした。
神宮球場で行われる立教大学対慶應大学の一戦を見物に行きました。
彼の眼は一人の選手に釘付けになります。
内角低めのカーブをすくい上げ、当時の大学新記録となる8号ホームランを神宮球場のレフトスタンドに突き刺したのです。
その名は、神宮の星・立教大学の長嶋茂雄選手でした。
徳光和夫は、それまで長嶋茂雄選手をあまりよく知らなかったのです。
だが、この試合での豪快なバッティングとダイヤモンドを小躍りしながら一周する姿を見て、この人に近づきたい、と心が震えました。
そこから一念発起して勉強に励みます。
長嶋さんの後輩になりたかったのです。
そして見事、長嶋さんの母校である立教大学に入学します。
大学での親友に土居まさるさんがいました。
土居さんは 卒業後、文化放送のアナウンサーになった人です。
「徳光よ、アナウンサーになったら、長嶋さんに会えるかもしれないよ」
と言いました。
その気になってアナウンサーを目指します。
この希望も見事に叶えます。
狭き門を突破して日本テレビのアナウンサーとなったのです。
「長嶋さんがいなければ、アナウンサー徳光和夫は存在していません」
彼は、きっぱり言い切るのでした。
この言葉は、嘘でも方便でもありません。
徳光和夫の長嶋茂雄愛は半端ではないのです。
それを良く物語るエピソードが残っています。
1980年10月21日のことです。
長嶋茂雄さんが巨人軍の監督を解任されました。
翌日、MCを務めていた『ズームイン』で、徳光は本領を発揮します。
巨人の球団首脳や解任の裏工作をしたと言われる、川上哲治さんへ猛抗議を行ったのです。
挙句は、讀賣新聞や報知新聞の購読を「辞めます」とテレビカメラに向かって、宣言してしまうのですから、心の底から怒っていたのでしょう。
怒りの抗議は26分間に及びました。
いまと時代背景が違うとは言え、一人のアナウンサーがここまで腹をくくった発言をするとは、すごいことです。
実際に放送を見ていたと言う、長嶋茂雄さんも徳光さんの男気に応えます。
「もし、徳光さんがこの件で、どんなことに巻き込まれたとしても私が面倒を見る」
と発言したのです。
これでは、日テレも読売新聞も徳光さんを表だって処分をすることなど到底無理でした。
この件をきっかけに徳光和夫と長嶋茂雄さんは、私生活でも深い親交を結ぶようになります。
徳光のことを調べていくと、アナウンサーとしての素晴らしい考え方と人生訓を学ぶことができます。
アナウンサー哲学と呼べるかもしれません。
あなたの人生にもきっと役に立つと思います。
彼は言います。
アナウンサーは『非真面目」が大事なのだと。
物事を真正面から見るのが『まじめ』ですが、アナウンサーはこれだけではダメだといいます。
どういうことかと言えば、具体的にはこのようなことです。
非まじめとは「幅」だと言います。
自動車のハンドルと同じです。
F1の車と違って、普通の車にはハンドルに遊びがあります。
その遊びが大事だというのです。
力を抜くことが何よりも大切だと説きます。
野球の投手もそうですね。
いくら速いストレートを持っていても、それだけだと打たれてしまいます。
スライダーを投げる、フォークを投げる、打者との駆け引きをする。
そういう幅があってはじめて一流のピッチャーといえるのです。
全力で100を出そうとするより、70%とか80%くらい投げた方がうまくいく。
ざっと、これが彼の持論です、
なかなか奥が深くて、実践的でもあると言えます。
そして、究極の徳光節がこれです。
「禍福はあざなえる縄の如し」
という言葉があります。
身の上に起こる災いや幸福は、より上げた縄のように絡み合いながらやってくるのだから、予測のしようがありません。
だから、それに一喜一憂しても仕方がない、という意味です。
彼はこの言葉が好きです。
真正面から見れば不幸と思えることも、見方を変えればそうではありません。
幸不幸は順に巡ってくると思えば、何があっても驚かずに済むと、彼は考えるのです。
そして、このように付け加えることを忘れません。
「ギャンブルも人生も同じです」
やっぱり出ましたね。
徳光和夫を語る上でギャンブルは欠かすことができません。
徳光和夫はタブレットで馬券を買うようになり、負けが込んで定期預金を解約した!
1941年3月3日生まれで、もうすぐ82歳になる徳光和夫ですが、今でもギャンブルは
やっているのでしょうか?
やっていますよ。
相変わらずギャンブルは好きで、やめられないようです。
彼が今、とても大事にしているのがタブレットです。
タブレットを使うと仕事の合間にも馬券が買えるから、もう手放せません。
「こんな便利なものが世の中にありますでしょうか」
というくらい気に入っています。
実はパソコンに触ったことがないと言う、アナログ人間だったというから、これもちょっと意外です。
アナログ徳光がタブレットで馬券を購入するきっかけになったのは、コロナだったと言います。
コロナ禍の影響で競馬は長い間、無観客で開催していました。
「競馬場に行けないから、つまらない」
とマネージャーに嘆きます。
すると、インターネットで馬券を買えるサイトがあると教えてくれたのでした。
そこで使えもしなかったタブレットを清水の舞台から飛び降りるつもりで「エイヤッ」と気合で買ったのです。
これにはまったら、たまったものではありません。
なんといっても、毎日競馬ができちゃうわけですから。
しかし、タブレットの操作が上手になるにつれて、資金が底をつきます。
定期預金をいくつも解約する羽目に陥ったのです。
だが、彼は開き直ります。
「どうせ、俺の人生だ。金なんか残したってしょうがない」
今はこのように言って、全く懲りる様子はありません。
生涯年収が130億円と言われていますが、そのうちどれほどの金額をギャンブルにつぎ込んだのでしょうか?
きっと、本人にも分らないだろうと思います。
では、そんなギャンブル狂の徳光を奥様はどう思っているのでしょう。
「妻には本当に感謝してもしきれません。若い時分から何度もスッテンテンになりました」
徳光が負けたことを悔やんでいると奥さんが声をかけてくれます。
「競馬と競艇で損をしているから、がんばろうと思えるのよね」
素晴らしい奥様ですね。
徳光和夫は感謝状を10枚差し上げても足りないくらいです。
実は最近、その奥様が初期の認知症という診断を受けました。
だが、彼は言います。
以前と違って今は、奥様と一緒にいる時間がたっぷりあるのです。
だから奥様の話を聞きながら一緒に笑い、真剣に耳を傾けます。
これがとても、幸せな気持ちになるのだと言います。
認知症であろうがなかろうが、目の前にいるのは、愛する奥様です。
「だから妻のためにも、長く健康でありたいと思っています」
奥様の話をするとき徳光は、とても楽しそうです。
生涯現役で、お茶の間に顔を見せ続けることができたら、それが何より嬉しいと言います。
今でもテレビ、ラジオ、雑誌と、仕事が途切れることはありません。
愛する奥様のためにも、生涯現役を貫いていただきたいと、心から願っております。