サバの味噌煮が絶品!ワンコインで高級料亭の味を楽しめる店!

店舗紹介

小樽・花園町にどっしりと構え、歴史を感じさせる市役所庁舎。

その建物内に全く目立たないが、名店がある。

 

価格がリーズナブルで味は超一級の大衆食堂。

市役所内にあるが、職員専用ではなく一般の方も気軽に出入りしている。

 

本格的な修行を積んだ和食料理人の味をワンコインで堪能できるのだから、これはうれしい。

早速、ご案内しましょう。

小樽市役所内の美味しい食堂をあなたは知っていますか?

まずは、写真をご覧ください。

サバの味噌煮定食がこのボリュームで500円、税込みだからワンコインでオッケーなのです。

 

一般の人も気軽に入れて、味だって文句なし。

なぜこんなに美味しいのか、理由は食べ終わってすぐにわかった。

 

小鉢の切り干し大根とひじきは、柔らかくてよく味がしみ込んでいる。

サバに添えられた人参もじっくり煮込こまれてエグミがなく、サツマイモは甘くてとても美味しい。

天婦羅以外、サツマイモをこんな風に料理として食べたのは初めてのことだ。

 

メイーンのサバ味噌は、これはもう逸品である

塩味は薄めなのですが、味噌のコクとみりんの甘味が実にうまく絡み合って舌触りが絶妙だから、濃厚なのに後味にはさっぱり感がある。

 

サバはホクホクで煮つけ具合も味噌の作り方も、これはもう一流の料理屋の味だ。

味噌から小鉢、添え物の野菜までじっくりと手間暇かけていることが、素人にもわかる。

 

思わず食べ終わった後、厨房へ聞きに行きましたよ。

「美味しいし、ボリュームもタップリ。

これは、小樽市から補助があるからできるんですか?」

 

「いえ、補助金など一円も貰っていませんよ。

手続きをすると出るかもしれないけど、面倒だからやったことないですね。

仕入れを工夫しながら、何とかやりくりしています」

 

小樽市庁舎の地下にあるこの食堂、小樽市が運営に関わっているのかと思いきや、全くの個人経営なのです。

厨房で料理をこしらえていた男性が経営者だ。

聞けば近くの花園町界隈で、予約専門の和食料理店も経営しているのだとか。

 

道理で美味しいはずだ、和食の一流板前さんが造ったサバの味噌煮なのだから。

昼は市庁舎の地下食堂を調理師兼任で運営し、夜は和食店を花板オーナーとして切り盛りする、大谷君顔負けの二刀流ならぬ四刀流かな。

 

このご主人、一見無口そうだが気さくな方である。

ブログに載せたいから写真を写させて、と頼んだらお手伝いの女性二人は逃げてしまったが、ご主人だけは気軽に応じてくれました。

500円でこの味とボリュームを備えた店は、小樽中心部で他に探がせるだろうか

JR小樽駅、南小樽駅ともに徒歩圏内ですから、決して不便ではありません。

バックパーカーの方など小樽へ来たら、一度は立ち寄ってみる価値十分です。

 

13:30分過ぎても車いすの方と付き添いの方、お父さんらしき人を伴った40歳過ぎのご婦人、70歳代と思しき二人連れなどが来ていましたので、一般の方にもお馴染みなのでしょう。

 

場所は初めての方にはちょっとわかりづらいのですが、市庁舎2階の住民課付近に出入り口があって、その横手に地下室に降りる階段が見えます。

階段を降りると左手に食堂の看板が見える。

 

分からなければ、役所の方に聞くと親切に教えてくれます。

筆者もそうしましたから。

 

営業時間は11:00~14:00まで。

12時から13時までは市の職員で込み合いますから、午前中か13:00過ぎが落ち着いて食べられます。

 

◎主なメニュー

カレーライス      450円

煮魚定食        500円

チキンカツ定食     500円

とんかつ定食      550円

ハンバーグ定食     550円

生姜焼き定食      550円

スペシャル定食     650円

あんかけ焼きそば    650円

食堂がある地下通路は昭和40年代の裏町を思わせて、すっかり気に入ってしまいました。

 

食堂の手前には売店もあって、このまま奥に進むと青い看板のスナックや赤ちょうちんの一杯飲み屋、油のしみた暖簾のラーメン屋などが軒を並べていそうな雰囲気を醸し出している。

東京へ出た当時の上野駅の狭い地下街や、西武新宿沿線の裏通りを思い出してしまうのだ。

 

この食堂がある市庁舎自体がレトロで重厚感あふれる、小樽を代表する建造物なのです。

昭和8年(1933年)に竣工した庁舎は小樽市指定の歴史的建造物であるが、当時の金額で総工費26万円だったと言う。

 

この26万円と言う金額は、公務員の給与から試算すると現在では7億円から8億円になるようだ。

うち10万円は金融業を営む土肥太吉氏が個人で寄付したのであるから、凄いと言う他ない。

 

正面玄関を入ると目の前に広い階段が二階へ伸び上がっている。

手前の床にはタイル細工が施され、階段の上からは瀟洒なステンドグラスが見下ろしている。

太い柱と細工された高い天井、壁際に置かれた大きな振り子時計。

 

何度行っても階段の前で立ち止まって周囲を眺めてしまう。

そして、時を超えてどこか特別な時空へ迷い込んだかのような錯覚に襲われるのだ。

 

天井にぶら下がった照明の下をダブダブのズボンに三つボタンのチョッキと背広を着こみ、細いネクタイを締めた紳士がポケットに左手を突っ込んで、ゆっくりと降りてきそうである。

モノクロの欧州映画に出てきそうな、粋と懐かしさが溢れる玄関ホールなのです。

 

ワンコインで一流板前の料理を堪能し、懐かしい日本と欧州がミックスされた建築に時を錯覚し、きっとあなたの旅行史に忘れ難い1ページが残るでしょう。

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