ノリピーこと酒井法子が覚せい剤で逮捕されました。
衝撃でしたねえ。
あの、清純派で売った、のりピーが覚せい剤?
にわかには信じられませんでした。
調べていくとさらにショッキングなことが分りました。
酒井法子の逮捕は彼女の生い立ちと深い関わりがある、そう思わざるを得ないのです。
これについては後で詳しく説明します。
逮捕されたのは2009年8月8日の夜でした。
覚醒剤を自宅に隠し持っていたとして、警視庁に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されたのです。
この日の午前、夫の高相祐一が逮捕された時は現場に立ち会っていた彼女でしたが、その後、長時間にわたり行方不明になっていました。
子どもを預けていたので、様子を見に行ったと弁明しましたが、実際は覚せい剤を抜くための時間稼ぎだったと疑われ、自ら一層イメージを悪くしてしまいました。
もう清純派どころではありません。
「うそつき」「ずるい女」の印象であっという間に世間が染まってしまったのです。
人間のイメージなんて、もろいもの。
長い間、懸命に育ててやっと咲かせた可憐な白い花が土足で踏みにじられ、たちまち泥にまみれるようなものです。
1995年4月からテレビで放送されたのが『星の金貨』です。
北海道の山深い町の診療所に住み込みで働く、耳と口が不自由な看護士見習い役を演じたのが酒井法子さんでした。
赤ん坊の時に捨てられて以来、育ての親が買ってくれたブランコに乗って親を待ち続けるという切ない役でした。
そして、診療所に赴任してきた若い医師に惹かれていく。
透明感のある白い顔で懸命に演じて、多くの涙を誘いましたね。
倉本聰の脚本で、大沢たかお、竹野内豊が共演していました。
このドラマの主題歌『碧いうさぎで』で、その年のレコード大賞を受賞。NHKの紅白にも出場を果たしています。
その前に放送された1993年の『一つ屋根の下』でも彼女は素晴らしい演技で、トレンドドラマとしてはまれにみる最高視聴率37.8%に貢献しました。
江口洋介、福山雅治の共演でも注目されました。
このドラマで彼女が演じたのは、子どものころ親戚に預けられたことがあり、大人になってからは不倫に堕ちるなど、ひたむきながらも陰のある若い女性でした。
彼女には恵まれない環境で必死に生きる役や どこか陰を引きずる役柄で実力を発揮する理由が実はあるのです。
その理由こそ、冒頭で述べた彼女の生い立ちです。
酒井法子の実の父親は山口組系の暴力団組長だったのです。
覚せい剤の密売が主な資金源でしたが、三代目山口組時代、覚せい剤の密売は表面上ご法度。
しかし、彼女の父親は余りにも堂々と悪辣な手段で覚せい剤を売りさばいたのです。これによって、山口組を破門されるという極悪な暴力団だったのです。
そんな父親だから、彼女の実母と離婚はするし、長期間刑務所にぶち込まれることもありました。
幼いころには実父の妹に預けられたこともあり、再婚した継母に育てられたことも、当然ありました。
そんなこんなで、彼女は生みの親と育ての親を併せて母が4人いることも分かっています。
生い立ちが壮絶であるがために、不幸な環境で光を求める役柄や人には言えない悩みを抱えた訳アリ役がはまるのも不思議ではありませんね。
そして、このような環境が覚せい剤に対する警戒心を無意識のうちに奪っていたのかもしれません。
彼女の前夫、高相祐一という人もひどいですね。
2010年には再び覚せい剤で逮捕されました。
こんなことがある度に復活を目指すノリピーのイメージは大きく損傷してしまいます。
そればかりではありません。
釈放されるとメディアに対して、彼女と深い関係になったいきさつまでペラペラしゃべる薄っぺらさ。
「ある夜、彼女の方から訪ねてきて、泊まらせてくれと言った」
まさに、トイレットペーパーのように最悪な薄い男ですね。
こんな男に無警戒だったのも父親の影響が大きいからでしょう。
幼いころからチャラチャラと不良っぽい男どもに慣れ親しんでしまうと大人になっても、
警戒心が全くわかないのかもわかりません。
いやいや、それどころかやくざな野郎に憧れさえ抱いていた可能性も否定できません。
不良やチャラチャラのいい格好しーは、もうこりごりです。
彼女がそう思っていると良いのですが。
酒井法子は1971年(昭和46年)福岡県福岡市生まれ。
幼いころ実の父が刑務所へ収監され、実母が福岡県のお寺へ彼女を置き去りにして立ち去りました。
その後、埼玉県狭山市の叔母の家で小学校低学年まで育てられました。
実父が刑務所を出て再婚したことにより福岡へ戻り、福岡市立大名小学校を卒業。
高校は堀越学園を卒業しています。
さて、一世を風靡したノリピーは、今どんな状況なのか気になりますね。
ずばり、酒井法子の現在は中国が本拠地と言えるでしょう。
若いころから中国では人気のあった彼女ですが今の人気は大変なものらしいですよ。
主な活動の場は、ディナーショー及び舞台女優です。
ディナーショーはワンステージ100万円。
チケットは日本円で約7万円というから、超一流の価格と言えるでしょう。
昨年のクリスマスディナーショー価格で日本人歌手のトップが谷村新司の6万5千円。
次いで由紀さおり6万円。
五木ひろし5万5千円だったそうですから、これはもう、彼女の7万円は破格の扱いと言えますね。
中国ではタヌキ顔系と言われる日本の女性に人気が集まるのだと言われています。
酒井法子のほかに山口百恵さん、セクシー女優の蒼井、グラビアアイドルの紗綾(さあや)などです。
また、中国の男性は女性の見た目と行動のギャップに弱いともいわれています。
山口百恵さんなら、おとなしくてかわいい顔だが、かなりきわどい歌詞を歌うギャップですね。
蒼井そらも見た目と大胆な演技には余りにも大きなギャップがあります。
紗綾は、清楚な顔と巨乳のギャップが中国でも人気がある秘密のようです。
のりピーも清純派から堕ちていったギャップが中国の男たちにはたまらないのでしょう。
そして、彼女の香港での人気もスゴイらしいです。
日本にいるときはパチンコ屋の営業で稼ぎます。
一日の営業で300万円を稼ぐというから収入的には全く問題ありません。
むしろ、全盛期より実入りは多いのではないかと言う人もいるほどです。
一時はユーチューバーを目指してYouTubeチャンネルを開設しましたがトラブルがあったようで、現在は閉鎖されています。
開設した当初のYouTubeを見たことがありますけれど、何をしたいのか正直分りませんでした。
「先に与える」をテーマに『1億のスマイル』がチャンネル名。
第1回目でやったことは街に出て、レストランからの食レポ。
「先に与える」がテーマなんですけど、視聴者に何を与えたいのかよく 分りませんでした。
まあ、無理してユーチューバーになるより、パチンコで負けた人を歌で慰めてあげるのが正解でしょう。
300万円もらって。
さて、彼女については、もう一つ気になることがありますね。
日本の芸能界に復帰できるかどうか?
覚せい剤騒動の後、彼女は何度かテレビや映画に出ています。
時系列的に並べてみましょう。
・2013年のTV番組『さんまのまんま』に出演
・2019年映画『プロデューサーK Ⅳ』で酒井法子本人役で出演
・2020年『THEカラオケ★バトル』で自身の大ヒット曲「碧いうさぎ」を熱唱
・2021年映画『空蝉の森』に出演
このように複数回の出演はありますが継続して本格的な復帰までには至っていません。
これには、彼女自身の態度や行動も大いに関係があります。
彼女は一時、本格的な芸能界復帰へ大きな手がかりをつかんだことがありました。
彼女自身がイメージキャラクターとなったイベントに関しての、囲み取材まで受けていたことがあったのです。
取材ではノリピー語を使い、機嫌よく記者の質問に答えていました。
しかし、彼女と同じく覚せい剤で逮捕された高知東生の話に質問が及んだとたん取材を強制終了させてしまったのです。
これに対して即座に反応したのが松本人志さん。
自身の番組で声を張り上げました。
「酒井法子には、覚せい剤について話をする義務がある!」
「芸能活動を出来るようになった今、裏切ってしまったファンや支えてくれて人たちへ恩返しする必要があるんちゃうか?」
「彼女に出来る最大の行動が覚せい剤を語ることちゃうか?」
そのような疑問を次々と投げかけたのです。
それらをきちんとしない限り、共演NGであることも匂わせました。
テレビ界の大御所からこのようなことを公に発言されては、事は簡単ではありません。
本格的な復帰が進まない大きな原因とみてよいでしょう。
自分の犯した罪ときっちり向き 合えない限り、テレビ復帰は難しいですね。
中国での活躍とパチンコ屋での営業に満足して終わるのか?
それとも日本の芸能界へ本格的に復帰するのか?
彼女の心は何を見て、どこを目指しているのか、とても気になりますね。
今後も注目です。