日本人はどうしてこうもカタカナ語に弱いのか?
昨年はフリーランスという言葉が世間にあふれ返っていました。
これが同じカタカナのコロナに直撃され、彼らが嫌ったはずの自治体や国など、大きな組織に助けを求めている。
今また、怪しげなカタカナ語が世間を跋扈している。
『ウイズコロナ』とは何ぞや?
「With a corona」のことだと思うが、なぜウイズと濁るのか?
言い出しっぺは、カタカナ語大好きで、それが最大で唯一のウリである小池都知事。
イスラムやアラブの訛りが混じってカイロ大学では『ウイズ』と教えられたのであろうか。
そして、もう一つが『リモートワーク』だ。
こちらは言葉そのものは怪しくも何でもないが、リモートワークの裏に潜むとても危険な罠。
あなたは気が付いていますか?
カタカナ語の心地よい響きに惑わされてはいけない
リモートワークは今年もっとも流行った言葉の一つであり、今後も日本に浸透し定着するだろう。
コロナで出社がままならない企業やサラリーマンにとっては、ありがたく有効な手段となったリモートワーク。
慣れてしまえば簡単、寿命が縮まるような満員電車での通勤もない、いやな上司や同僚と長時間一緒にいる必要もない。
一見、良いことづくめに思えるが、本当に手放しで喜んでいて大丈夫なのだろうか?
私にはとても疑問だ、不安が残る。
リモートワークの裏に潜む危険な罠に、日本の多くの会社が嵌ってしまうことはないのか?
その危険を検証してみよう。
人と人との連携で成り立つのが組織であり会社です。
テレワークが長引けばチームワークと強力な組織力で戦ってきた日本の企業にとって、大きな弊害をもたらす事になります。
その弊害、組織力の低下で最も心配なのが、社員教育です。
その会社が今まで培ってきた技術、風土、伝統、雰囲気などを新入社員や若手社員に伝承する機会が間違いなく奪われます。
新入社員を対面で直接教育できないということは、圧倒的にまずい。
テレワークにして最初の1~2年くらいはあまり問題は表面化しないかもしれません。
だが、3年後にはじわじわと弊害や歪みが表れてくる。
新入社員が入ってきても教育できる若手がいなし、直接的なコミュニケーションも取れない。
2年もテレワークに慣れてしまったら出社しての勤務など面倒くさい。
1週間に一度の出社にします。
そんな風になってしまうでしょう。
8割の管理職や一般社員が出社しない会社を想像してみましょう。
その状態での組織維持には相当厳しいものがあります。
会社は伝承です、継続です。
継続性を失った組織は点であり、線として繋がらない。
組織にとって点のもろさ、線の強力さについては今更、説明するまでもないでしょう。
8割の社員が顔を合わせずして教育、伝承がこれまで通りにいくかどうか、私は否定的にならざるを得ません。
「何を古臭いことを」
とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし、リモートワークで『One team』になることは難しい。
『One for all』:一人はみんなのために。
『All for one』:みんなは一人のために。
これを実現することもまた、難しい。
次に、作業効率が落ちます。
人間はやはり監視の目、他人の目、競い合いがなければどこかで手抜きをします。
楽をしたい、休みたいのが人間の本質です。
実際に知人の社長に聞いたら、自粛期間にテレワークを導入して5%ほど作業効率が落ちたところもあります。
その会社は、外に出て営業するいわゆる営業マンは一人もいません。
ネット関連の会社ですから、営業はすべてオンライン上で行います。
5%は大したことないかもしれない。
だが、わずか3ヶ月ほどでこうですから、たかが5%と見逃すわけにはいかない。
そして、テレワークをすることでクオリティが落ちてきます。
会社の仕事はコミュニケーションと優れたチームワークが、クオリティの高い生産性をもたらすものです。
テレワークになって直接コミュニケーションを取れない状況が続くと、必然的にクオリティが落ちてしまいます。
社員が独立しやすくなり、優秀な社員ほどやめていくのではないかと心配する社長もいます。
テレワークが長く続くと
「自分一人でやっていける!」
「組織に所属しなくてもいい」
そのような思考が生まれやすく、会社を辞めて独立する社員が出ても不思議ではない。
これが、組織を崩壊させる原因になりかねません。
中小企業の社長は頭痛の種が一つ増えることになります。
中小企業にとって優秀な社員が一人辞めることは本当に痛手なのです。
現状の技術面で心配なのはテレワークになると、不正の監視ができません。
大切なお客様の個人情報を取り扱っている情報関連企業ほどテレワークを導入しやすいとは、なんという皮肉でしょう。
かつてのベネッセのように情報を持ち出して売り払うようなことにならないか、心配する経営者は増えるでしょう。
さらには、テレワークによってモチベーションの低下が避けられない社員が多く出るのは間違いありません。
落ち込んでいる人が
「どうしたの?」
と同僚に声をかけられて、悩みを打ち明け励まされて元気を取り戻す。
女性社員の中には
「かわいい服着ているね、よく似合うよ」
「いつもきれいで、素敵だね」
と言われることが励みになって仕事に身が入るタイプだっています。
えっ!そんなこと言ったら、このご時世セクハラに抵触しかねない?
そんなことありませんよ。
言い方、話しかけるタイミングや態度などなど、その辺を間違えず相手のことを思いやっての会話なら100%セクハラにはなりません。
魂胆見え見えの目と態度で話しかけるから嫌がられ告発までされるのです。
トレンドの逆を行こう!
逆張りの時代到来だ。
コロナに気を付けながら、テレワークはできる限り避け、コミュニケーションによって、高いクオリティと社員のモチベーションを維持する。
私には5年後、そこに腐心した経営者の笑うが姿が目に浮かぶのです。
もしかしたら、3年後のことかもしれません。
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コメント
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