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新茶の時期はいつ?美味しいお茶の入れ方、保存方法と栄養素、種類は?

おすすめ!

『新茶』ってどんなお茶?

お茶にはどんな種類があるの?

 

上手な保存方法は?

お茶の歴史は?

お茶の栄養素と効果は?

 

日本では奈良時代から愛飲され、今ではとても身近な存在なのに、案外知られていないのがお茶にまつわる数々のこと。

 

一つ一つ、ゆっくり見ていきましょう。

これであなたは『お茶のミニ博士』。

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『新茶』ってどんなお茶?日本茶と世界のお茶との違いは?

茶摘み

お茶は椿科の常緑樹で『チャノキ』の葉が原料となります。

その年に芽吹いて育ったばかりの新芽を摘み取ったものを新茶と呼びます。

 

『♪♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る(^^♪♪』

立春から数えて88日目の5月2日前後から摘むお茶が、新茶です。

 

お茶農家にとっては1年うちでも特別な季節とされていますが、八十八夜は種まきの目安にもなるとされ昔から全国の農家にとって節目の日なのです。

 

お茶が椿科とはやや意外な感じもしますが、葉っぱの色や形をじっくり観察すると、『なるほど』とうなずけます。

 

寒い冬に蓄えられた木の栄養素が新芽に集まり、新茶にはうま味甘味の成分であるアミノ酸とテアニンが豊富に含まれている

 

太陽光をあまり浴びていない新茶の葉はやわらかく、みずみずしい生命力に溢れているのです。

苦味、渋みが少なく、独特の味わいを楽しめるのはそれが理由だ。

 

新茶は別名を『一番茶』ともいう。

それ以降は『二番茶』『三番茶』『四番茶』『秋冬番茶』と呼び方が変わっていきます。

 

また、製法によって緑茶は『煎茶』『玉露』『抹茶』『番茶』『ほうじ茶』『玄米茶』などに分類されます。

種類別の製法については後ほど詳細します。

 

世界の様々なお茶と日本の緑茶はどう違う?

あなたは、きっとそんな疑問を持ったと思います。

 

結論から言えば、世界中のお茶は同じ茶葉から作られています。

違いは茶葉の発酵の仕方。

 

紅茶は完全に発酵させた『発行茶』で、ウーロン茶は途中まで発酵させた『半発酵茶』と言うことになります。

 

日本の緑茶は発酵しないように新鮮なうちに茶葉を加熱する『不発酵茶』です。

緑茶特有の香りや味わい、きれいなうぐいす色は、発酵させない茶葉のもつ自然な特徴から生まれるのです。

美味しいお茶の入れ方と上手な保存法とは?

お茶道具

今日からあなたも、お茶入れ上手になってください。

本当に美味しいお茶はこうして入れましょう。

 

1、人数分のお茶碗にお湯を8分目ほど入れておきます。
2、70℃~80℃になった適温のお湯を茶葉の入った急須に注ぎます。
3、お茶っ葉からお茶成分が浸出するのを約1分待ちます。
4、色が均等になるよう茶碗に回し注ぎをします。最後の一滴まで注いでください。
◎お茶一人分は、茶葉約7gで大匙一杯が目安です。

上手なお茶の保存方法も覚えておきましょう

緑茶

いつでも美味しいお茶を飲むためには、しっかりと上手な保存方法を覚えましょう。

空気中の水分や酸素でに晒さないのが、お茶を美味しく保つ最大の方法です。

 

開封前のお茶は直射日光、高温多湿を避けて常温で保存してください。
開封後は袋の酸素を押し出して口を折り曲げ、テープでしっかり止めてください。
開封後に長期保存する場合は、ポリ袋かラップに包んで冷蔵庫に入れておきましょう。
◎冷蔵庫による長期保存は取り出した時、空気中の温度差で結露し水滴ができて味が落ちる場合があります。

開封後はできるだけ早く召し上がることをおすすめします。

作り方でこんなに変わるお茶の種類

煎茶

新茶を摘んですぐに蒸して作られるお茶です。

日本で生産される65%を占めます。

 

玉露

新芽が出た後、木に覆いをして20間ほど日光を遮って茶葉で作ります。

苦みを抑え、旨味が増した最高級のお茶です。

 

番茶

夏・秋摘みの比較的大きく硬めの葉や茎などを原料にして、煎茶と同じ製法で仕上げられたお茶です。

 

ほうじ茶

番茶や煎茶を強火で煎り、芳ばしい香りを出します。

焙煎しているので、さっぱりとした特徴ある仕上がりになります。

 

玄米茶

番茶や煎茶に炒った米を混ぜたお茶。

炒った米の香ばしい風味が特徴のお茶に仕上がります。

お茶の成分はあなたの美容と元気をサポートする栄養素がいっぱい!

お茶

ご存じのように、お茶には多くの栄養素が含まれています。

カテキン、アミノ酸(テアニン)、カフェイン、ビタミンCなどが緑茶の代表的な栄養成分として有名ですね。

 

これらの栄養成分は、あなたの健康ばかりではなく、美容までサポートしてくれる効果が期待できます。

 

栄養成分ごとの効能と特徴、そして各成分をより効果的に摂取できる、煎茶の淹れ方についてもご紹介しましょう。

 

お茶のうま味は『アミノ酸』によってもたらされます。

緑茶の味を構成するのは、渋味・苦味・旨味・甘味、これら4つの味要素です。

 

そのうち、旨味と甘味をもたらす成分が『アミノ酸』。

数多くのアミノ酸を含むお茶ですが、テアニン・グルタミン酸・アルギニン・アスパラギン酸・グルタミン・セリンの6種類で全体の9割以上を占めているのです。

 

さらには、お茶に含まれるうま味成分であるアミノ酸のうち、実に半分以上を占めるのが『テアニン』

 

テアニンは脳の神経細胞を保護する働きがあるとされ、摂取することによってリラックス効果が得られます。

 

他にも、テアニンには次のような効能があると証明されています。

 

・カフェインの興奮作用や覚醒作用を穏やかにする

・カフェインと一緒に摂取することで、記憶力がアップし作業の正確性が増す

・アルツハイマー予防、精神疾患の予防と治療に有効

 

テアニンを含むアミノ酸は、低温でも十分に抽出されるのが特徴です。
お茶を低温でじっくり時間をかけ抽出することによって、アミノ酸の持つ旨味をより多く引き出すことができます。

 

低温のお湯で抽出するのはもちろん、夏場には水出しや氷出しがおすすめです。
アミノ酸が凝縮された旨味に、きっと納得することでしょう。

 

緑茶は4℃以下で抽出するとカフェインが出ません。

したがってカフェインに弱い方でも、この方法で抽出すると夜飲んでも眠れないなどと言うことはありません。

 

むしろ、先ほど述べたようにテアニンには脳細胞を保護し、気分をリラックスさせる効果があります。

これによって、寝床につく前の一杯は快眠につながる効果が期待できるのです。

 

私はとてもカフェインに敏感で、午後からコーヒーを一杯飲むだけで夜眠れません。

だから、午後になるとカフェインが含まれる緑茶も紅茶も飲まないようにしていました。

 

だが、この低温抽出を知ってからは、お茶を毎晩のように飲みます。

作り方は簡単です。

 

プラスチック容器などにお茶パックと水を入れて冷蔵庫に置いておくだけ。

3時間から4時間かけて抽出します。

 

通常の冷蔵庫では4度Cくらいですが、マイナス1度C~2度Cくらいでの抽出が最も旨味が出ると言われています。

 

容器に水と氷を入れて抽出するのが美味しく召し上がるコツです。

カフェインに弱い人には特上のおすすめです。

是非ともお試し下さい。


茶ガラの賢い活用方法と茶ガラ入りポテトサラダの作り方

桜餅

茶ガラは消臭剤や乾燥材剤代わりに有効活用できますよ。

効果抜群ですから、よく覚えてください。

 

次のようにして使用しましょう。

茶ガラの水気をよく切り、広げて自然乾燥させるか、もしくは電子レンジで数十秒間チンして乾燥させます。

 

電子レンジにかける時は万遍なく乾燥するように、できるだけ広げてください。

流し台の三角コーナーや生ごみの上から振りかけると臭いを抑える効果があります。

 

暑い夏場にはとても重宝ですから、是非お試しください。

ストッキングやガーゼ、あるいは紙のお茶パックに入れて、下駄箱などの消臭にも使用できます。


茶ガラでクッキングしましょう!

ポテトサラダに茶ガラを入れるとほんのり風味を楽しめます。

次の要領で作ります。

 

①ジャガイモ2個・約200gを茹でて、潰してください

②茹でたニンジンを刻み、ハム、ベーコンをいずれも適量で混ぜ合わせます

③マヨネーズお好みの量と茶ガラ約3gを加えて和えます

④酢と塩を加えて味を調え、これで完成


お茶日本一の静岡県が生産量で鹿児島県に抜かれた!

お茶屋

お茶と言えば静岡県。

誰もがそう思っているのではないでしょうか。

 

生産量は2位を離して圧倒的に日本一。

私なんぞ、そう思って疑うこともありませんでした。

 

ところが今年に入って、静岡県がお茶の生産量で日本一の座を明け渡す可能性が高い。

そんな情報を耳にしてビックリ仰天。

 

では、一位の座を奪取するのはどこか?

それは九州の鹿児島県です。

お茶の花

お茶の花

農林水産省は3月12日、2019年の農業産出額を発表しました。

お茶に関しては生産量で日本一の静岡県は、前年比18.5%減の251億円と激減。

 

猛追していた鹿児島県に初めて抜かれ、茶の生産量2位に転落しました。

鹿児島も産出額は13.1%減だったが、252億円で静岡県をやや上回りました。

 

静岡県は記録が残る1970年から続いていた産出額ベースで首位の座から陥落。

茶の産出額は『生葉分』と製品の前段階に加工した『荒茶』分を合計したもの。

 

静岡県は生葉147億円、荒茶104億円に対して、鹿児島は生葉163億円、荒茶89億円と生葉の部分で上回り合計金額で初めて逆転したのです。

 

静岡県は生葉の生産量が減り、取引価格が安かったことなどが原因とみられます。

茶の生葉産出額は全国合計でも⒖1%減の522億円と落ち込んでいます。

 

2019年は春先の冷え込みが影響して新芽の生育が伸び悩み、生産量が落ち込みました。

急須で入れるリーフ茶の需要が低迷し、厳しい相場環境だったようです。

 

静岡県の茶産出額は1992年の862億円をピークにほぼ右肩下がりの状況が続く。
荒茶生産量も減少傾向で、2019年は静岡県2万9500トン、鹿児島2万8千トンと1500トン差となっていました。


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