『どんな商品でも最初に使ってもらうのは消費者の頭の中』
この言葉の意味をあなたは理解していますか?
このことを理解しているなら、あなたは一流のライターと断言できます。
ここから先を読む必要はありません。
もし、まだ聞いたことがなかったなら、或いは意味が理解できなかったなら、あなたは文章の書き方についてもう少し学ぶ必要があります。
自分の商品やサービスを消費者にイメージしてもらうほど、大事なことはありません。
イメージできないモノをわざわざ買う消費者はいませんから。
具体的にイメージできると消費者は行動を起こす
あなたの製品を使うことで、どんなメリットが得られるのか?
あなたのサービスを利用すると、どんな良い事が起こるのか?
具体的な言葉を使って相手にそのイメージを伝えることが、何よりも大切なのです。
消費者に自分が使っているところをイメージさせ『これは良い』そう思わせる必要があります。
そうすると次は、欲しいという気持ちが膨らんでいきます。
冒頭で述べた、どんな商品でも最初に使ってもらうのは消費者の頭の中とはこの事を指します。
別な表現をすると、自分の推奨する製品や提供するサービスによって得られる、明るい明日、輝かしい未来をイメージさせることに、あなたは全力を尽くすべきなのです。
悩みを解決したい、苦しみから解放されたい、満足感を得たい、そんな欲求を抱いて人々はあなたの製品やサービスを求めるのです。
その欲求が叶えられる理由と結果を消費者に想像させるのが、提供する側の役目なのです。
あなたの書く文章に具体性があれば、十分それを訴えることができます。
例えば次のような話。
『テレビを見るな』
多くの成功者が口を揃えてこう言います。
あなたは1日どのくらいテレビを見ていますか?
個人的にはテレビは『良くない』、いつもそう思っています。
なぜか?
まず、単純に時間が勿体ないからです。
テレビを見るとあっという間に時間が過ぎます。
数時間がたちまち消え去ります。
物事を深く考えず、流されてしまうことが習慣になります。
もしテレビを見ている1時間を毎日ビジネスに使ったとしたらどうでしょうか?
近い将来それは大金に換わります。
テレビを見てもお金に換わる事は、まずありません。
ただ息抜きにバラエティやスポーツを見たいという人もいると思います。
この場合でも1時間とか何時まで、と時間をはっきり決めてみるべきです。
一番見てはいけないと思うのは『ワイドショー』と『ニュースショー』です。
これはテレビだけではなく雑誌やネットの記事も同じです。
ワイドショーやニュースショーでは『ニュース』を取り上げます。
ニュースと聞けば、最新の情報を提供してくれるとイメージしがちですが、正確には『刺激的な情報だけを厳選し、加工して送る』ものです。
テレビ番組を作るのは番組制作の商売人です。
そしてテレビ番組の制作者も企画者もサラリーマンです。
サラリーマンであれば上司に認められたい結果を出したい、つまり視聴率をあげることに腐心します。
そうなると何を考えるか?
「面白味がまるでない真実を伝えるか?」
それとも、
「極端な刺激的な情報だけ伝えるのか?」
こう考えた時、もちろん後者だけを発信することになります。
『吉田さんが、つまづいて転んだおばあちゃんを助けました』
これが真実であっても、誰も面白いとは思いません。
視聴率も獲れませんし、こんな事をニュースにしようとものなら上司に怒鳴り散らされます。
つまりテレビや雑誌のニュースとは、真実よりも刺激的な情報に主観を入れて伝えているのです。
もう日本に『ニュース』を伝えるプロがいなくなってから久しい。
『fact:事実』よりも出来事に感情や感想を上乗せして伝えるキャスターばかりになってしまいました。
さらに得体のしれないコメンテータなる珍種が、的外れな意見やむき出しの感情を乗せてしまうのだから厄介だ。
視聴者に届くころにはかなり実態と違ったものになっているのです。
皆さまのNHKでさえ衣をつけすぎた、天ぷらニュースが多くなってしまいました。
つまり、世の人々は何人もの関係者によって恣意的に加工された、似非ニュースを見るために多くの時間を浪費しているのです。
そして人が刺激を感じるのは死、性、失敗など、ネガティブな要因の方が多いのです。
人間の脳内には*ミラーニューロンが存在していて、ネガティブな情報を見れば見るほど影響されてあなた自身がネガティブになってしまいます。
これはネットニュースでも全く同じです。
ネットニュースの見出しを見ているだけで、本当に暗い気持ちになってしまいます。
もう一度言います、テレビを制作する人はサラリーマンであり、ビジネスマンなのです。
そのため同じ物事でもなるべく『派手』に表現します。
株価が少し下がったニュースでも
「株価大幅に下落!」
という見出しをつけるのです。
彼らはもエンターテイナーですので、この行為自体は否定しませんがテレビを真実だと思って見ていると大きな間違えを犯してしまいます。
専門知識を持たないものがニュースの内容を精査せず、間違った情報を垂れ流す。
近年では財務省が朝日新聞などに書かせた『国債は国民の借金』という誤った情報が、国民を惑わせましたね。
テレビのニュース番組やワイドショーでも、これでもかと言うほど全国に流されました。
私は三度も財務省に直接確認しました。
「財務省が発行する国債がなぜ国民の借金なのか?」
答えは三度とも同じ。
「おしゃる通り、国債は国民の借金ではありません。
ただし、財務省がそのような誤ったことを新聞に書かせたなど、全くあり得ません」
こうもおっしゃいました。
「メデアやマスコミにはそれぞれのお考えがあるでしょうから」
麻生さんが財務大臣になってからさすがにこのロジックはきついと見たようで、大臣自らが『国民の借金説』を否定しています。
しかし、まだまだ『国債は国民の借金説」に騙されている人は多いと思います。
つい最近蓮舫さんがやらかしましたね。
「国民の借金である国債・・・・・・」
ネットでかなり叩かれました。
いつも他人の間違いを針小棒大に喧伝し、揚げ足取りが得意な方は、しかし自分の間違いは一切訂正しない認めないのですから、鋼鉄の心臓を持っているようです。
世界の大富豪たちもホームレスも使える時間は平等です。
富豪とホームレスの何が違うかというと、同じ1分1秒をどう使っているのか?
その違いだけです。
才能なんて対して違いはありませんよ、遺伝子レベルで言えば差なんてゼロなんです。
また、スキルは努力を重ね、時間を費やせば、かなりのことが身につきます。
同じ24時間ならテレビなんて見ていないで、あなたの目標と一致した事だけに時間を投資した方が得だと思います。
世界中からマーケティングの神様と崇め奉られている、あのダン・ケネディもこう言っています。
『テレビを視る時間があったなら、その無駄をもっと有意義なことに使ってください。
あなたの成功のために時間を投資するのです。
1日にほんの1時間でいいから、何かに専念する事。
そうすれば、それが何であれ、たいてい1年から長くとも3年のうちに世界的レベルの専門家になれる』
上の記事を読みダン・ケネディの言葉に共感した山田善一さんは、その日からきっぱりテレビをやめました。
そしてネット上で見つけたのがダン・ケネディの著作『世界一狡賢いフェイスブック集客術』と『ダン・ケネディが教える小さな会社のマーケティング』だった。
それからわずか3年、奥さんと二人で細々とやっていた小売業が、爆発的な成長を継続中です。
ネットでの販売が想像を超える売り上げを記録している。
今は従業員も増えて株式会社となり、年商が3億円を超えたのです。
店舗兼住居を店舗専用に建て替え、自分たちは車で15分ほどの高級マンションに引っ越しました。
山田善一さんはコロナ騒動が落ち着いたら、これまで苦労かけっ放しの奥さんを連れて、ハワイで二週間ほどゆっくり過ごそうと楽しみにしている。
*ミラーニューロンとは脳内にある神経細胞のひとつです。
この細胞は自分が行動をするときだけでなく、他者がする行動を見たときにも活性化することが分かっています。
たとえば、相手が泣いているのを見て自分も涙が出たり、スポーツなどを見て興奮したりするのはミラーニューロンの働きによるものです。
ニューロンという脳細胞の存在は古くから証明されています。
そのニューロンが鏡(ミラー)に映ったように真似ることで、ミラーニューロン。
どうですか、それでもあなたはまだTVのワイドショーにかじり付いていたいですか?
ダン・ケネディの著作『ダン・ケネディが教える小さな会社のマーケティング』を読んでみたいと思いませんか?
具体性や例え話、実例のない文章は誰からも見向きされません。
人間の脳回路に生理学的にインプットされた8つの欲求に具象的に訴える。
それが、成功の秘訣です。
オンラインビジネスで最強のコンテンツなのです。
さらに次のような文章を読んだら、あなたはどう反応するでしょうか?
〇〇ピザ専門店です。
もうすぐ夕食の時間ですね。
目の前で、当店の職人がピザを焼くところです。
エクストラバージンオイルを万遍なくひいたピザピールに載せた生地が、窯の中に入りました。
イタリアのジェノバから直輸入した当店自慢の石窯です。
ピザピールを使って焼くのは、とても繊細な技術を要します。
微妙な手の動きと職人の勘で焼き上げていきます。
職人の目は真剣そのもの。
生地もソースも、もちろん自家製。
今朝、契約農家さんが摘んだばかりのジューシーなミニトマトをベースにフレッシュハーブをブレンド。
隠し味に液状のクルミとニンニクが少々。
チーズはバファローの全乳で作り上げた、モッチモチのモッツアレラをふんだんに使用しています。
石釜の温度は750度まで上がり、チーズがプチッ、プチッと泡立つように焼き上がってきました。
う~ん、たまらないこの香り。
ふくいくたる香りと熱々のまま、お客様の目の前へお出しできる幸せ。
まさにオーナー冥利に尽きます。
さあ、どうぞお客様。
お熱いうちにがぶりと一口召し上がれ!
これが具象です。
文字を通して視覚に訴えるのです。
映像では隠し味やチーズの種類までは分かりません。
職人の微妙な手の動きも気づきません。
文章で伝えられることはたくさんあります。
視覚に訴えられると人は具体的にイメージできます。
イメージ出来たら行動する確率が高くなるのは、当然の事。
消費者の視覚に訴えて行動を促しましょう。