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阿部寛は若いころになぜ結婚しなかったのか?現在の妻はどんな人?

波乱の人生

阿部寛さんは2008年2月に結婚しています。

お相手は15歳年下の芸能関係者ではありません。

 

記者会見では自分が書いた、へたくそな奥さんの似顔絵を公開して報道陣を沸かせました。

「僕にとってかわいい人。価値観が合って、年齢差を感じない」そうです。

阿部寛さんにとって理想に近い女性なのかもしれませんね。

 

銀行員として働いていたとの情報や元々は阿部さんのファンだったという噂があります。

どちらにしても一般人なので、阿部寛さんは全く公表する気持ちはないそうです。

 

結婚から14年経った今も仲が良く、1男1女に恵まれました。

ところで、彼が結婚したのは44歳と晩婚です。

 

なぜ、彼の結婚が遅れたのかはこの記事を読むとわかります。

阿部寛さんの俳優人生を追ってみました。

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阿部寛は若いころ全く売れず借金に苦しんだ!その理由とは?

今や押しも押されもしない大スターとなった阿部寛さんはモデル出身です。

中央大学理工学部電気工学科に在学中、姉に勧められて『集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞』に応募して優勝します。

 

192cmの長身に彫りの深い顔立ちはよほど目立ったのでしょう。

応募をすすめたお姉さんは弟の格好良さをよく理解していたのでしょう。

 

本人は優勝賞品である車欲しさに姉の言葉に乗って応募したと言っています。

そして雑誌『ノンノ』『メンズノンノ』のカリスマモデルとして活躍することになったのです。

1987年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビューします。

 

時は1980年代後半のバブル真っ盛りです。

いい男の必須条件は高身長・高学歴・高収入で、『三高』という言葉がはやった時代でした。

 

目鼻立ちのくっきりした甘いマスクが『ハンサム』ともてはやされた時代でもあります。

その条件をすべて満たす男、それが阿部寛さんでした。

 

外国人モデルにも見劣りしない完璧なルックスと、その体格に世の女性たちがうっとりしたのは確かです。

したがって、この映画出演によって芸能人として順調なスタートを切ったはずでした。

 

ところがどっこい、その後は、まるでお呼びがかかりません。

あまりにも棒読みなセリフと棒立ちな演技に世間が驚愕してしまったのです。

 

 

くぐもったしゃべり方に滑舌の悪さも不評でした。

雑誌の中では凛々しく収まっていた高身長も、画面に映るともっさり感が出る始末です。

 

モデルとしてのメリットは一転してデメリットになってしまったのですから、これはもう大変です。

世間からも芸能関係者からの評価は低く露出は減る一方でした。

 

写真週刊誌の『あの人は今どうしてる?』の企画から声がかかるほどだったと、後に本人が話しています。

 

そんな時代が4年近くも続きました。売れない時期にはパチンコで生計を立てていたというのですから、今の阿部寛さんからは想像もつきません。

 

人生、落ち目になると悪いことは重なるものです。

彼は知人からすすめられてマンション投資に手を出しました。

 

当時はバブル景気の真っ最中ですから『不動産は絶対に儲かる』という風潮があり、阿部寛さんは借金をして不動産投資に走ります。

このころの彼の状況は、「のめり込んだ」という表現の方が正確かもしれません。

 

ところが、間もなくバブルが崩壊します。

不動産は坂道を転げ落ちるように急落します。

 

もう手の施しようがありません。

彼は20代の若さで数億円の借金を背負うことになってしまったのです。

この借金返済のために彼は苦しみます。

 

あの大きな体をかがめて小さな軽自動車で仕事場へ通っていたのは有名な話です。

結婚できなかったのもこの借金の影響と無関係ではないと思われます。

 

仕事が減った理由は演技が下手なだけではありません。

モデル出身という肩書と彫りの深い顔立ちのイメージも災いします。

本人が言うには「フェラーリで乗りつけるような」二枚目の役しかもらえませんでした。

 

さらに阿部さんは身長192㎝で体重75㎏の大男です。

公表は189㎝ですが実際は192㎝あります。

この長身がネックとなり相手女優とのツーショットが絵にならないと嫌われてもいたのです。

 

さて、3年間に及んだパチプロ生活ですが月平均15万円は稼ぐという勝率の高さだったと言います。

だが、これでは数億円の借金返済など夢のまた夢ですね。

 

ちなみに一日で25万円負けたことがあって、これが人生最高の負けだと本人が言っています。

また、パチンコ専門でスロットは全くダメでパチンコなら今でも勝てる自信があるんだそうです。

 

そんな阿部寛さんに転機が訪れます。つかこうへいさんが演出する『熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン』の舞台に出たことでした。

 

1993年に木村伝兵衛刑事部長役で出演しますが、ホモセクシュアルの設定です。

この舞台で発声法から立ち居振る舞い、コメディータッチな動きや言い回しなど、芝居に必要なすべてのスキルを身に付けたのでした。

 

ただ立っているだけのモデル臭を完全に払拭することに成功したのです。

阿部寛さんの秘めたる才能を見抜いて徹底的に鍛えたつかこうへいさんの指導力と慧眼には恐れ入るばかりです。

 

ではなぜ、つかこうへいさんが阿部寛さんを舞台で使う気になったのか?

これを探ると、人にはやはり出会いと運が大きな影響を与えることが分るのです。

 

ある日、つかこうへいさんが阿部寛さんの事務所へ所用で電話をします。

ちょうどスタッフが席を外していて他に誰も電話に出られなかったので、たまたまその場に居合わせた阿部寛さんが対応したのです。

 

つかこうへいさんは、俳優が電話番までやるのかとびっくりし、感じ入るものがあったそうです。

美しい誤解ですね。

 

これが原因で阿部寛さんに興味を持ちました。

そこから二人の交流が始まり、のちに舞台のオーディションを受けることにつながったと言います。

 

人の縁とは本当に不思議なものだと改めて思わざるを得ません。

ただし、良縁があってもそれを活かせる人と活かせないままに終わる人とに別れるのも、また人生です。

 

縁や出会いを活かすも殺すも、やはり普段の心がけが大事になります。

何か一つでも、キラリと他人の目に留まるもの訴えるものを持っていることが大事ですね。

 

こうしてつかこうへいさんに鍛えられた阿部寛さんにチャンスが巡ってきます。

1995年のNHKの大河ドラマ『八代将軍吉宗』に老中役で出演します。

 

パチプロ時代に始めたという古武術の経験も役立っているようです。

「着物を着るだけで気持ちが引き締まる」といいます。

 

彼にとって大きかったのはカッコイイだけの二枚目を捨てたことでした。

つかこうへいさんに鍛えられた演技を引っ提げて2000年に出演したテレビドラマ『TRICK:トリック』で、ブレークのきっかけをつかみます。

 

このドラマでは物理学教授・上田次郎という相当な変わり者を演じました。

プライドはエベレストのように高く、心は猫の額よりも狭くて小さい男が役どころです。

そして、巨根がゆえに恋愛がうまくいかないという役を見事に演じ切って見せました。

 

 

かつての「フェラーリで乗りつけるような」二枚目からの大転換ですから、大きな決断だったことでしょう。

 

二枚目を捨て、威厳を捨て、男の沽券を捨てたら、頼りなくて情けないのになぜか憎めない阿部寛さんが残ったのです。

これまでになかった愛らしさが生まれ、親近感も増しました。

 

『TRICK:トリック』で演技力が認められた阿部寛さんは、そこから快進撃を開始するのです。

2003年に主演ドラマ『最後の弁護人』で有働弁護士を演じ、さらなる人気を博します。

 

その後も検事役で起用された『HERO』や主演を務めた『ドラゴン桜』が次々と話題を呼びました。

極め付きが『結婚できない男』。

一躍、実力派俳優としてブレイクしたのです。

 

2007年に公開された映画『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』のPR会見では「最近、やっと借金を返し終わった」と告白しています。

 

数億円の借金完済に約20年かかったことになりますね。

そして借金完済告白とほぼ時を同じくして、44歳で結婚を発表しました。

 

長らく独身だったため一部ではゲイ疑惑まであった阿部寛さんでしたが、借金を完済したことでようやく家庭を持つ余裕が出来たのでしょう。

2011年と2012年には子供も生まれ、公私共に順調です。

 

さて、気になる阿部寛さんの年収ですが、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した映画『テルマエ・ロマエ』など当たり役に恵まれ、今では年収1~2億円といわれています。

 

阿部寛さんは実は、恥ずかしがり屋で、寡黙な性格です。

デビュー当初はエリート扱いだったことが災いして壁にぶつかって腐った時期もありました。

 

しかし、プライドも捨て、過去の栄光にすがるような真似をしなかったことが成功した大きな理由です。

阿部寛さんから学ぶことは多いですね。

 

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さて、最近ネットで阿部寛さんのホームページが話題になっています。

理由はつながりがとても速いということです。これは単純に言えば、とてもシンプルなつくりをしているからです。

 

最近、はやっている手の込んだホームページはどうしてもつながりが遅くなります。

阿部寛さんはこの単純なホームページがとてもお気に入りで、手の込んだものに変える気はさらさらないようです。

 

苦労しただけあって、世間に流されない大人の重みが出てきた阿部寛さんへの期待が膨らみます。

 

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